『腰部脊柱管狭窄症』という病気を知ってますか?
読んで字の如く、背骨にある脊柱管というトンネルが加齢により狭くなり、
中を通っている脊髄が圧迫されるもので、高齢の方に多くみられます。
症状は腰から足にかけての痛み・しびれ・【間欠性は行】が特徴的です。

症状が進行すると排尿排便機能にも影響したり麻痺を起こしたりする危険の
ある疾患です。
先日当院に来院した70歳代の男性患者さんは、20メートル歩くと痛み・シビレがで
て一休みしなくてはならない状態でかかりつけの整形外科の先生に手術を勧め
られたとのこと。
なんとか手術せずに少しでも痛みを軽くできないかと来院されました。

早速、トリガーポイント針・指圧療法を行いました。

翌日、『30年ぶりに仰向けで寝ることができました。』と、便箋にびっしりと治療後の
経過と感謝を綴ったお手紙を持参してくださいました。
その後、奥様と旅行も無事行ってこられたとのこと。

今回のようにレントゲンやMRIで構造的病変があっても、堅くなった筋肉(トリガーポイント)
をほぐし血液の流れをよくすることで症状を軽減することは可能です。
慢性痛で苦しみあきらめていても、一度トリガーポイント針・指圧療法を受け
てみてはいかがでしょうか。

●患者様データ
74歳 男性 腰部脊柱管狭窄症
肩こり腰痛の為、当院でトリガーポイント針療法を受けている患者様から
“鍼灸治療のうれしい副作用報告”をいただきました。

高コレステロール血症の診断をうけていて、長年内科からの薬を服用していた。
当院で治療を開始してから3ヶ月後の血液検査で、
LDL【悪玉コレステロール】値が290→104に下がった。とのことでした。

『3年の間、薬を変えたり食事や運動に気をくばったりしたけど
下がらなかったんですよ。主治医の先生もビックリしてました。』
と、うれしそうに話して下さいました。

思わぬ相乗効果に改めて、東洋医学の自然治癒力・血流改善の威力を感じた
一症例でした。

●患者様データ
65歳 女性 高コレステロール血症
糖尿病の治療で、一週間に一回針灸治療を受けている患者様から、
嬉しい報告がありました。

以前から治療を開始して以来“血糖値”及び“ヘモグロビンA1C”の値は非
常に落ち着いてきたことは聞いておりましたが、今回なかなか変化しなかった
“血中アルブミン値”が低下したとの事。
笑顔で報告してくれました。

発症した糖尿病自体を根治することは難しいですが、
針灸治療により恒常性維持機能(医学的にはホメオスタシスという)を
高めた一症例でした。

●患者様データ
57歳 男性 糖尿病