2012.04.15 膝の打撲
庭で転倒し左膝を打撲。当初は腫れもあり、曲げ伸ばしで痛みがあった。

急性期の外傷のため炎症をおさえるアイシング、超音波、関節整体治療のAKA、
腫れを悪化させないよう包帯・サポーターを施した。
この結果腫れはすぐに引き、痛みも軽減。
立ち仕事をしながら週に2回から1回と治療を減らし、3ヶ月で治癒。

外傷の場合、傷が酷くなければすぐにアイシング。
アイシングとは、氷で患部を冷やすことです。
ただ冷たくするのではなく、感覚が無くなるまで冷やすことが重要で、時間の目安は20分。
炎症をひかせることと、血管がギュッと縮まりその後一気に広がる「リバウンド現象」
がおこり、血行が促進される。
血行が促進されると痛みの原因物質が一緒に流れるというものだ。

アイシングは予防にも使え、筋肉を使った後には冷やす。
これはスポーツ界でも用いられている。

外傷のRICE処置
R・・・Rest 安静
I・・・Ice 冷やす
C・・・Compression 圧迫
E・・・Elevation 挙上

●患者様データ
50代女性 膝の打撲
患者様はもともと首肩の痛みで通院。
治療は、首肩周りを中心とした鍼灸治療を週に2回1カ月継続。
結果、押されなければ痛みがわからないくらい改善。

さらに患者様から聞いて嬉しかったのが、歯周病が改善していたとのお話でした。
1カ月ぶりに歯科へ通院したところ、2年間続いていた歯周病の出血が止まり
歯周ポケットの溝も浅くなり、歯科医に驚かれたとのこと。

ここで簡単に歯周病の説明です。
歯周病とは、口腔内の歯周病を引き起こす細菌によって引き起こされる感染症で
細菌の力と免疫力の力くらべで症状が変わってきます。
・細菌の攻撃>抵抗力(免疫力)で進行
・細菌の攻撃<抵抗力(免疫力)で症状改善

歯周病は生活習慣病と認定され、様々な全身疾患と関連した研究報告も注目されています。
治療や予防に対する重要性は非常に高まりつつあります。

なぜ首肩中心の鍼灸治療が歯周病の改善に影響したのか。
それは、鍼灸治療に伴う血流改善によって細胞への酸素の供給量増えたこと。
そのことで、ご自身の本来持っている自然治癒力が高まり、免疫が上がったと考えられます。

これからも、身体が本来持っている力を整える手助けが出来ればと思います。

●患者様データ
70代女性 歯周病
予約の取り方につきまして、患者様にお願いです。

当院では慢性的に御予約が取りにくい状況です。
そのため、ご都合がわかる場合は、まとめて先の御予約をおとりしてきました。
しかしながら、そのことでより一層予約が取りにくくなり、急患さんをお断りしたり、
さらにはキャンセルや変更が増えたりする事態となりました。
そこで、多くの患者様によりよい治療環境を提供させて頂く為、

数回分まとめての予約受付を取りやめます。
今後は次回の予約1回分のみをお取り下さい。

尚、現在までにご予約いただいている分は有効です。
ご不便をおかけ致しますが、何卒ご理解ご協力の程お願い申し上げます。

院長 飯島寿徳