約半年程前、両脇を抱えられて来院した女性の患者様がいました。
症状は『両手両足の力が入らない』というものでした。
以前にも同じ症状になり、その時も仕事などが忙しくゆっくり体を休めたら改善したとのこと。

今回病院で検査を受けたところ、カリウム値が低くなっているが、
何が原因か調べてみないと分からないとのことでした。
「カリウム」は筋肉の働きに大きく関係します。
数値が低いと、筋肉に力が入らなくなったり、感覚が鈍くなったります。

そこで当院では、両手両足に力が入らなくなったのが初めてではなかったこと、
これを【周期性四肢麻痺】と言います。
そして、【女性】であること、
普段から【血圧が高い】、血液検査で【低カリウム】
というキーワードから、
可能性のひとつとして

『原発性アルドステロン症(コン症候群)』がある事をお話ししました。
これは腎臓の上にある「副腎」に問題があると起こる病気です。

そしてそれから半年後の先日、
『病院でも原発性アルドステロン症の疑いがある。
と言われ、精密検査を重ねやっと結果が出て副腎に良性腫瘍がありました。』
とご家族の方から伺いました。

来院する患者様は様々な症状を訴えて来院します。
大事なのは何故その症状が出ているのかの原因です。
原因が内科疾患である事はごく稀ですが、その稀なものを見逃さないように常に念頭に置き診療しています。
そして、鍼灸整骨院の施術適応外と、病態把握した際には、
迅速に専門医に紹介します。

当院は勤務する全員が厚生労働大臣認定の国家資格を保持しております。
筋肉関節の知識は勿論の事、内科疾患を含めた医学全般を学んできております。
是非、安心してご来院ください。

●患者様データ
40代 女性

柔整師 松島
2014.11.10 頭痛
頭痛になりやすい方は多くいらっしゃいます。

この患者様も、頭痛と首肩のはりがひどく、悩んでいる方でした。
痛みに耐えかね、東京の頭痛外来にも行くものの
なかなかよくならない。
友人の紹介を受け、藁をもつかむ思いで来院されました。

早速、問診で詳しく病歴を伺い、検査を実施。
そして、
鍼灸と指圧治療を始める。鍼では頭痛の特効ツボを使い、枡温灸で自律神経を整え、
根本的な血行改善をし、更に指圧により首肩をほぐす。

二回目の治療で首肩のはり感が半分に、
三回目の治療で頭痛と首肩のはり感がほとんどなくなる。

現在は治療の内容を変え、予防的に通院されています。
当院は患者様お一人お一人に合わせ、ご相談しながらおこなってまいります。

季節の変わり目、寒暖の差、気圧の変化は頭痛が出やすくなります。
お気軽にご相談下さい。

●患者様データ:
50代 女性 頭痛
朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。
患者さまのお話を聞いていると、この時期は「ふくらはぎがつる」方が増えると感じます。

「ふくらはぎがつる」というのは、腓腹筋の痙攣した状態をいいます。
詳しくは解明されていませんが仮説として、血管の縮小、筋肉疲労による循環不全と考えられています。
筋肉に酸素供給が不足することで、筋肉の細胞の壁が脆くなり、そこに大量のカルシウムが流れ込み痙攣が起こると考えられてます。

治療のポイントとしましては、血管を広げてあげて、筋肉の疲労物質を流して上げることが有効です。
当院では、ふくらはぎのリンパマッサージ、超音波のよる治療が非常に良い効果を上げております。

ぜひ、ご相談ください。
2014.11.02 肩関節痛
農業に従事されている方の多い長野県ならではの症例です。

脱穀をしてから肩が痛くなり、来院されました。
年に一回だけだと思い、無茶をされる方が多い現状です。

検査をさせてもらうと、肩関節の外旋動作(ナンデヤネンの動き)で痛みが出ました。
肩の周りの筋肉でも痛いところが幾つかありました。

今回は電気の治療と、肩の周りの筋肉を指圧でほぐし、肩のAKA(整体)の治療をしました。
次の日来院された時、外旋動作をしても痛みがなくなり、昨日1番痛かった筋肉を押すとまだ少しだけ痛みがありました。

3回目の治療の時は、押した時の痛みもなくなりました。
我々治療師も驚く驚異の回復力です。

この時期、少し無理をして身体を痛める方が多いと思います。
出来るだけ痛い動きをしないように生活していただくのが早く治る近道です。

何か心配なことや不安な事があれば、お気軽にご相談ください。

柔整師 小松

●患者様データ
70代 男性

★★★日曜・祝日は、11:00-5:00診療中★★★