足を引きずり、痛みで辛そうな表情で来院された男性。
お話を伺うと、

「30年前にヘルニアの手術をうけ、その後は良かったがだんだん痛みやしびれが出てきた。この10年はつらい日々を過ごしている」とのこと。

検査をしてみると、確かに腰からの坐骨神経痛の症状がはっきりとでており、さらに長い年月をかけてふくらはぎの筋萎縮が顕著に確認された。歩行にも支障をきたしている。

治療は神経の走行を考え、手術部から足まで針をうち、深部の血行改善をねらい、針に低周波電気をながした。
また、冷えもあったためお灸も追加した。

翌日来院した患者さんは、開口1番「先生、痛みが半分になりました!」と笑顔。
その後も、週2回の治療を続け、今では我慢していた趣味のバイクツーリングができるまでに回復。

注射、薬を飲んでもいっこうに良くならなかった痛みが短時間の鍼灸でよくなった。
東洋医学の計り知れない可能性を実感した、一例であった。

●患者様データ
50代男性 腰椎椎間板ヘルニア 術後
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