年末の締めは、『帯状疱疹後神経痛』についてです。

まず『帯状疱疹』とは、ヘルペスウイルス(みずぼくそうのウイルス)によって引き起こされるものです。
ピリピリとした痛みに加え、小さな水膨れが帯状に現れる病気です。
このウイルスは、誰しもの体内に潜んでいて、ストレスや過労により免疫力が落ちることで現れます。

初期段階で、抗ヘルペスウイルス薬による治療をすると早期に改善しますが、場所によっては肋間神経痛と間違われやすく、そのままほおっておくと『帯状疱疹後神経痛』へと移行し、何ヵ月もピリピリ感が残ってしまいます。
ですので、早期発見・早期治療が大切になります。

当院でも疑われる患者さんには、問診や直接視診させていただき、医師を紹介しています。
『帯状疱疹』の専門は皮膚科です。

先月来院された患者様は、帯状疱疹の症状は治まってしばらくたっていましたが、ピリピリ感は半年以上残っていました。
西洋医学的なブロック注射をしていても変わらず、「試してみよう。」という気持ちで来院されました。

文献やこれまでの経験を元に、東洋医学的な鍼治療を試しました。
結果、数回の治療で普段はあまり感じない程までになりました。
鍼灸というと、運動器(筋肉、関節の痛み)だけかと思いがちですが、内科疾患にも幅広くききます。

ご心配なことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
(参考:WHOの鍼灸の疾患一覧)

年末は明日30日までとなります。
どうぞ皆様良いお年をお迎えくださいませ。
副院長 松島祐輔

患者様から頂いたプリザーブドフラワーとともに、本年の皆様の数々のお心遣いに感謝申し上げます。
年始は1月4日からです。来年は皆様にとって痛みの少ない年でありますように。
院長 飯島寿徳
preserved flowers


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