2016.10.03 気象病
秋の長雨からようやく開放されたかな?と思ったら、妙に暑くなりましたね。

今年は異常に雨が多く、晴天率が高い上田市民はびっくりしています。
雨が長く続く今期は、体の不調を訴える方が増えています。

『気象病』と言う言葉ご存知でしょうか?
これは、天気の変化で起こる体の不調の総称です。
めまい、肩こり、頭痛、耳なり、不眠、全身倦怠感、イライラといった様々な症状がおこります。
しかし、病院で様々な検査をしても原因が見つからないことが多く、不定愁訴と言われることもあります。

気象病の引き金になるのは、気圧、気温、湿度変化です。
特に影響が大きいのは気圧で、梅雨や台風の時期は要注意といえます。

気圧の変化が気象病を引き起こすのは、次のようなメカニズムだそうです。
まず、内耳にある“気圧センサー”からの情報が、交感神経を活発にします。
交感神経の経路が、痛みを脳に伝える経路に隣接しているため、「脳が痛みと混乱する」そうです。
ここまではメカニズムとしてわかっているそうです。

気象病の対策として、よく言われるのは「規則正しい生活」です。
規則正しい生活は、自律神経の働きを整えるからです。
自律神経が整うと、交感神経が妙に活発になったり、内耳のセンサーを敏感に反応しすぎたりすることを
抑えることができます。

果たして、規則正しい生活とは一体どんなものでしょうか?
適度な運動をし、十分な睡眠をとるなど・・・・・・。
しかしながら、仕事や家事育児で、そうもいかないのが大半の方の現実ではないでしょうか。
そもそも規則正しい生活が簡単にできれば、これだけ気象病に苦しむ方が多いはずはないと
治療にかかわっていて痛感します。

当院では、自律神経を治療というアプローチで整えていくことを提案しています。
自律神経調整コースを設け、専門の検査・治療をしております。
おかしいなと思ったら、一人で悩まず、まずはご相談下さい。

副院長 松島祐輔
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