腰痛や頚部痛を訴え来院された患者様で、てんかんを患っているという方が間々いらっしゃいます。
今回は、てんかんについて理解を深める回です。

てんかんとは、発作を繰り返す脳の慢性疾患になります。
脳神経細胞に突然発生する激しい電気的な興奮により繰り返す発作が特徴となります。
※てんかんの専門科は「脳神経外科及び内科」「神経内科」です。

てんかんは大きく分けて、特発性てんかんと続発性てんかんに分けられます。
●特発性てんかんは、異常がみつからない原因不明のもの。
●続発性てんかんは、脳に何らかの異常や、脳が傷つくことによって起こるもの
に分かれています。

具体的な発作には種類があり、強直間代発作、欠神発作、脱力発作、ミオクロニー発作に分けられます。
●強直間代発作:強直発作は、突然意識を失い、体の手足を伸ばした格好で力を入れて硬くなり呼吸も止まります。
 転倒の危険もあります。
●間代発作は、肘や膝などを一定のリズムで曲げ伸ばしする痙攣が起きます。
●欠神発作:突然意識がなくなり、会話や動作が止まります。痙攣や転倒などは起きません
●脱力発作:全身が脱力するので、崩れるように転倒してしまいます。
●ミオクロニー発作:全身の手足など、一部の筋肉が一瞬収縮する発作になり、自覚することが少ない発作です。

てんかん発作の誘因としては、ストレス、疲れ、睡眠不足、発熱、などがあり生活習慣の改善が重要となります。
治療は外科手術治療と薬による治療があり、手術により症状がなくなる方と薬によるコントロールが必要になってくる方がいます。

てんかんを患っている方に電気施術をすると、不整脈がでたり、てんかんが悪化したりということが科学的わかっているため、電気治療以外の施術方法をご提案しています。
てんかんの他にも様々な持病を抱えている方がいます。
施術による影響を考え、当院では初診での問診の時間を多くとっています。
そのことが、患者様へのリスクや負担を減らし、施術後の回復をよりスムーズにします。
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